人生で一度は行ってみたいと思っていた八重山諸島巡り、夏季休暇にひとり旅で行ってきました。
豊過ぎる大自然に興奮すること間違いなし!
今回は西表島でのひとり旅を記事にします。
一人旅でゆく西表島のオススメスポット・ドライブコースを紹介します
西表島の魅力って?
西表島は八重山諸島の南西にある島で、沖縄列島の中でも沖縄本島の次に大きな島です。
島の魅力何といってもその自然。島の殆どが未開拓の地でなんと9割がジャングルなんだとか。
実際に行ってみると分かる!まるで太古のジャングルに迷い込んだ気分です!
そして西表島といえばやっぱりイリオモテヤマネコ。
西表島にしかいない野生のネコで絶滅危惧種に指定されている希少な野生生物。世にも珍しい泳ぐネコとしても有名ですね。
西表島に行けばイリオモテヤマネコに会える?
私は会えませんでした!
西表島での1日ドライブコース
ここからは私が実際にまわったドライブコースと観光スポットを紹介します。
①南風見田(ハイミダ)の浜
大原港から215号線を南に下ると道路の終点に「南風見田の浜」があります。
駐車場は2~3台停められる程度の大きさですが、私以外は1台停まってるだけ。そんなに混んでないみたいです。
海への入り口は檻があり物々しい雰囲気。
「まさか入れない?」と思い注意書きを読んだらところ、どうやら<イノシシ対策>だそうです。出んの?
そして駐車場の片隅にキャラ感満載の石碑が…。
「1965 ヤマネコ発見の地」。スゴイ発見なのに随分とファンシーな。。
当時の記事や捕獲の様子なども読めてなかなか興味深かったです。
さて海に向かいます。
海までの道が険しい(笑)。
なかなかなジャングルです。西表島ひとつめのスポットがコレで何気にビビる。
1~2分でビーチに到着!さすがは西表島、人がいない。
南風見田の浜は、2Kmの砂浜が続く西表島きってのロングビーチで、手付かずの大自然が見どころなんだそうです。
前日少し雨が降ったせいか海は少し濁って見えますね。
写真は青空に見えますが、真上はまだ曇り雲がある状態。きっと晴天ならもっと綺麗な海なはず!
②古見のサキシマスオウノキ群落
南風見田の浜から215号線を北上し、「サキシマスオウノキ群落」へ。
サキシマオウノキは板状の根を持つ樹木で亜熱帯に生息する樹木で、日本では沖縄近隣でしか見られない貴重な植物なので見に行きます。
県道に沿って前良川辺り差し掛かると小さな駐車場があるのでそこに車を停めます。
駐車場のすぐ横に遊歩道のいりぐち有り。
が!なんと。
まさかの立ち入り禁止になっていました。ショック…。
どうやら遊歩道老朽化のため現在(2023年9月)は公開を中止しているそうです。
③後良川(シイラ川)のマングローブ
気を取り直して次は「後良川のマングローブ」に向かいます。
これで”シイラ”と読むんですね。八重山の地名はなかなか読めないものが多いです。
県道沿い後良橋付近まで来ると小さめなロードパークがあるのでそちらに駐車します。
駐車場には、みんな大好きイリオモテヤマネコの像がある!
ちなみに駐車台数は少ないので要注意。
橋の上からマングローブ林が見渡せるのですが、スゴイ絶景!
見渡す限りマングローブ。
緩やかにうねる後良川の両脇に、ビッシリとマングローブが群生する様は西表島でしか見られない光景ですね!
カヤックのツアーに行かなかったことをちょっと後悔…。
道路の反対の海側は干潟になっていて、ポツンポツンとマングローブが成長しています。
こちらもまた趣き深い景色。
ここはぜひとも立ち寄って欲しいスポットです。
④西表野生生物保護センター
後良川のから車で数分の場所に「野生生物保護センター」があるので行ってみます。
環境省の管轄だそうで入場料はなんと無料。
素晴らしいですね。
施設自体は個人宅程度の大きさですが展示はかなり充実しています。また建物の外観の印象とは異なり中は新しくて綺麗ですね。
展示は西表島に生息する野生生物の剥製や骨格標本が中心でクオリティが高く見応えがあります。
大好き、イリオモテヤマネコ。
意外にも印象に残ったのは、こちらの「ドライブシミュレーション」。
ヤマネコと自動車の交通事故が多いようで、啓発の目的で展示されているようです。
実際に運転してみたのですが、轢かれる気満々のヤマネコが車を目掛けて飛び出してくるので、回避はかなり困難。
そしてハンドルと画面の動きがうっすら嚙み合っておらず、少し運転しただけでゲロゲロに酔えます。
⑤由布島水牛車
さて、西表島のメインアトラクション。水牛車で由布島へ渡ります。
由布島入り口付近に行くと待合室があり、そこでチケットを購入できます。
往復で2,000円、事前申し込み無しでも問題なかったです。
水牛車は30分間隔で出発してて殆ど待たずに乗れました!
乗せてくれるのは「アンリちゃん」。
10人程度乗ると出発します。
海の上を牛にひかれて渡る。なんだか不思議な光景ですね。
ジブリの世界に迷い込んだようなす雰囲気。
牛飼いのお兄さんが三味線で八重山民謡を歌ってくれました。
「あんま上手くないんだけど〜。」と仰っていたがこれが大変上手でびっくり。
波の音と八重山の歌を聴きながら、島から島へ渡ります。
牛車は15分程で由布島に到着。由布島に渡ると島内MAPをもらえます。
由布島は整備されたジャングルという感じで歩きやすいのですが、ここに来るまでに西表島の大ジャングルを見てきたので、ちょっと物足りなく思ってしまうかも。
口元が好きになれないマンタ。
ブーゲンビリアガーデンにいた流木でできた水牛。水牛愛w
由布島は小さいので小一時間程度あれば見て漬かってます
個人的に一番良かったスポットは水牛プール。肩まで浸かっていますねw
帰りは「アイコちゃん」。
写真撮ったらメンチ切られた(笑)。
水牛で島を渡る時間はだいたい15分位なのですが牛のやる気によってかなり誤差が出るんだそう。
アイコちゃんはせっかちらしく、周りの水牛をガンガン追い抜いて10分程度で渡り終えました。
⑥大見謝川のマングローブ
次は大見謝川へ。
県道沿いの無料パーキングに車を置いて遊歩道へ。
大見謝川は遊歩道が整備されてて、マングローブ林を遊歩道から散策できたり、川辺まで降りれたりします。
原始の風景そのままの後良川と異なり、大見謝川は白砂の干潟とマングローブの美しい景観が楽しめます。
⑦イリオモテヤマネコの像とピナイサーラの滝
県道沿いの船浦湾に掛かる橋にちょっとお勧めしたいフォトスポットがあります。
イリオモテヤマネコの像。
この像も可愛いらしいのですが、ぜひ見ておきたいのが遥か向こうに見えるアレ。
ピナイサーラの滝が見えるんです!
くっ…。望遠を持って来なかったのでうっすらとしか映ってないですが、肉眼ではちゃんと見えます。
ピナイサーラの滝を背負う凛々しいイリオモテヤマネコ。
うーん、カッコいい!
⑧星砂の浜
本日の旅の終点、「星砂の浜」です。
星砂の浜は竹富島でも行きましたが西表島にもあるんですね。
期待に胸を高鳴らせ、いざ。
ん?
いや、綺麗なんだけど八重山の旅4日目にして美しい海に目が慣れてしまったせいかそこまで感動が湧いてこない。
期待外れかな~と思いつつ海辺をブラブラしてると目の端にキラキラ光る青いものが…。
熱帯魚がたくさん泳いでるじゃないか!!
岩礁付近に大量のルリスズメダイがいて海面からでもすぐに見つけられます!
こっちには黒い熱帯魚も!スジブチスズメダイ?
しっかり撮れなかったけどチョウチョウウオかな…?
どこを見てもあちらこちらに熱帯魚がいてちょっと感動します。
気が付けば、星の砂を探すのもすっかり忘れて熱帯魚を探して回ってました。
ゴーグルを持って来なかったことを後悔…。
次回は絶対シュノーケリングしに来たいです。
西表島ひとり旅での後悔・失敗談
ここからは西表島の旅で失敗した・後悔した体験談です。参考にしてもらい快適な西表島旅を送ってもらえると嬉しいです。
シガーソケット充電器を忘れて後悔
レンタカーでの旅なのにシガーソケット充電器を忘れてしまいました。
西表島は本当に店がなく電気屋はおろかコンビニすら見かけません。
私は車を貸してくれたオリックスレンタカーさんが私物の充電器を貸してくれて事なきを得ましたが、絶景だらけの西表島、撮影してると一瞬で充電がなくなります。
レンタカーであればシガーソケットから電源を供給できる充電器が便利なので是非持っていくべきです。
島には店が無い…!特にスマホの充電器は忘れちゃいけない!
ガソリンの値が泣く程高くて後悔
西表島のガソリン代超高いです。
なんとレギュラー215円。超高けえぇ…。離島価格が半端ないんです。
私は前日にレンタカーを予約したせいかレンタカー代も高く、さらにガソリン代上乗せでかなり高くなってしまいました。
レンタカーはしっかり探すと料金も安くガソリン代込みのプランもあったりするので早めの予約がオススメです。
レンタカーは早めに探すと安いプランもある!
西表島に行く前に迷ったこと
上原港と大原港、どっちに行けばいいの?
西表島には2つの港があり、初めての旅行だとどちらに行けばいいのかちょっと迷います。
2つに大きな違いはありませんが、それぞれのメリットは個人的な印象としては以下です。
●上原港…周辺に主要な観光スポットが多い。
●大原港…フェリーの便数が多く料金も安い。船が揺れづらい。
私は船酔いが怖かったので大原港を選びました。
目的の観光地に合わせて近いほうを選ぶのが良いと思いますが、私のように島を縦断する予定の人はどちらから入っても問題ありません。
船酔いが心配だけどフェリーは揺れる?
私が利用した大原港の航路はそこまで揺れませんでした。
調べたところ船のルートの関係で大原港航路は比較的安定していて揺れも少なく、上原港行きは揺れることも多く特に冬は欠航も多いそうです。
私は船酔いが怖かったので以下のように対策しました。
①快晴が分かってから西表島行きを決行
②酔い止めを飲む
③大原港を利用する
④大型の双胴船のフェリーを選ぶ
⑤移動時間は眠る
ちなみに④双胴船とは2艘の船がくっついたような形状の船です。
↓こんなかんじ
おわりに
西表島ひとり旅、素晴らしかったです。
日本でここまでの太古の自然を感じられる場所はそうそうないと思います。
南の島だとアクティビティのイメージが強くひとり旅が向かないのではないか、と思われるかもしれません。
しかしひとり旅だからこそ、ゆっくりと大自然にひたり満足いくまで写真を撮って西表島を満喫することが出来ます。
興味がある方は是非行ってみてください!