秋の金沢を1泊2日で一人旅をしてきました。
レンタカーを借りて定番のスポットをまわったのですが、実に反省点の多い結果となりました。そこで金沢観光のリアルな感想をまとめたいと思います。
旅の計画
観光目的で金沢を訪れるのは初めて。なので今回は「金沢らしい」ものを詰め込みます。
<金沢でやりたいこと>
- 美味しい魚を食べる
- 地酒を飲む
- 観光名所をたくさんまわる
- 温泉旅館に泊まる
- 21世紀美術館に行く
今回は多くの観光地をまわりたいのと温泉地が離れているためレンタカーを借りることにしました。移動時間を短縮して各観光地で時間をゆっくりとりたいと思います。
<旅のポイント>
- レンタカー旅を借りる
旅のスケジュール
- 1日目東京→金沢
・近江町市場で昼食
・兼六園を散策
・にし茶屋街を散策
・旅館チェックイン
- 2日目金沢→東京
・ひがし茶屋街
・金沢21世紀美術館
金沢観光地の正直な感想
東京から金沢までかがやきで2時間半程度。東京駅を10時過ぎに出発し13時頃に到着しました。
金沢駅の「鼓門」
金沢駅の「もてなしドーム」。
駅の外にでると「鼓門」。不思議な柱の形状は金沢の伝統芸能である能の鼓をイメージしてます。人頭が移ってて微妙すぎるトリミング。
てゆうか信じられない程天気が悪い(涙)。。
「近江町市場」で遅めの昼食
レンタカーを借りたあと、金沢駅すぐそばの近江町市場へ。
近江町市場は鮮魚・青果のお店が立ち並ぶ商店街です。市場という名前なので魚が多いのかと思ったら野菜や乾物も多くてかなり楽しいスポットです。
もうちょっと時間とればよかった。
昼食は評判のよい「山さん本店」で頂くことにします。昼食からかなり時間が外れていたせいか、30分程度で入れました。
人気の海鮮丼は激うまい。金粉でテンション爆上がり…!
名園「兼六園」を食後の散歩
お腹が膨れたので「兼六園」で腹ごなしします。兼六園は日本三名園の一つで広大な庭園を楽しむことができます。
が!!!
苔と緑…
沼と緑…。
桜もなければ紅葉もない。秋の兼六園はどこもかしこも深い緑と茶色で覆われておりあまり楽しくなかった。雪景色とか見栄えのある時期がいいかも…。
日暮れ頃、「にし茶屋街」へ
兼六園を出て「にし茶屋街」へ。が!
時すでに遅し、真っ暗。
日暮れ時は芸妓さんが見られると聞いていたのですが人っ子ひとりいないじゃないですか…。到着したのは17時過ぎでしたが、この時期は遅かったみたいです。
にし茶屋街は町屋をリノベした可愛いカフェやお菓子屋がならんでるそうなので、またリベンジしたいです。
宿泊地「中山温泉」へ大移動
市街地から温泉地までレンタカーで1時間ほど移動してきました。遠い…。
着いた頃にはすっかり疲れ切っていて、食事もそこそこ、温泉も大して楽しまずにぐったり眠ってしまいました。地酒も買っていたので旅館で飲もうと思っていたのですがそれもかなわず。(写真も残ってない…)
この旅の失敗ポイントです。詰め込みすぎたせいで折角の温泉を堪能できませんでした。観光をメインにする場合は駅前に宿泊したほうがよさそうです。
翌朝「ひがし茶屋街」へ
翌朝はがっつり寝過ごして、「ひがし茶屋街」に到着したのは昼前でした。
「ひがし茶屋街」は、にし茶屋街、主計茶屋街と並ぶ金沢三大茶屋街のひとつで、最も規模が大きいです。古い町屋におしゃれなお店が多く歩いてるだけでも楽しいです。
そして本日も見事な雨。
金沢は金箔の生産地ということで、箔品を扱う「箔座ひかり蔵」へ。
ショップを抜けた裏手にある「黄金の蔵」。壁一面に金箔が張られていて眩しいです。
蔵の中は椅子がひとつおいてあり、現代アートのような不思議な空間です。
昼食は「不むろ茶屋」で頂きました。木造の町屋をリノベしたようなお店で座敷で雰囲気がよいお店です。「宝の麩お雑煮」超美味しかった。
午後は「金沢21世紀美術館」で美術鑑賞
金沢21世紀美術館にきました。ここは屋外展示も有名なのですが見事な悪天候のため館内のみ鑑賞します。
何気に好きな作品、ヤン・ファーブル「雲を測る男」。
梯子に登って空に掲げているのは定規です。映画がもとになっていて、終身刑となった男がこのあとの人生を「雲を測って過ごす」と言ったセリフから着想を得ているそうです。
この曇の量なら測り甲斐もあるだろう。
こちらも好きな作品、ジェームズ・タレル「ブループラネット スカイ」。
無機質な部屋の天井だけ切り取ることで自然と空を眺めてしまう、という作品なのですが、悪天候過ぎて全然ブルーじゃない(笑)。
直島で似たような作品を見ましたが、晴れた日は青空が天井に描かれた絵画のようで本当に素敵でした。また晴れたときに来よう。
本命、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。
この美術館で一番有名な作品。ガラスに薄く水を張ることでプールに水が満たされているように見せるトリックアート作品です。
これも晴れてたらきっとキラキラして美しかったろう…。
「金沢百番街」でお土産購入
レンタカーを返却し金沢駅まで戻ってきました。新幹線までの時間、駅ビル内「金沢百番街」でお土産を買います。
一目ぼれした石川屋本舗「かいちん」。砂糖と寒天で作った和菓子です。金沢の和菓子は可愛いのが多くてついつい買い込みそうになります。
金沢ひとり旅における反省点
レンタカーは不要だった
移動時間を短縮したくて借りたレンタカーですが、比較的コンパクトな金沢の街は車がなくても移動は困らないです。むしろ駐車場を探すの手間取った。
市街地の観光なら、徒歩とタクシーが最も効率的のようです。
宿泊は駅近ホテルにするべきだった
あれこれ詰め込みすぎました。大移動をしたせいで折角の温泉も楽しめず…。
金沢駅から温泉地が結構離れてます。観光メインなら駅近のホテルで移動時間をなくすか、温泉メインなら観光を減らして早めに温泉地に移動するか、比重を定めるのが良さそうです。
おわりに
反省点の多い旅でした。金沢は食事も楽しめて見所も多いので、欲張ると時間が全然足りません。でも本当に素敵な場所だったので絶対リベンジします。
可愛いお店やカフェが多い金沢は女性の一人旅に本当にオススメ。迷っている方は絶対行ったほうがいい!
女子旅、一人旅を検討している方ぜひ参考ください。