「結婚しない」という選択をする若者が増えてきていますね。
私も若い頃から「一人の時間」が落ち着く性質で、30歳を超えた頃にはぼんやり<生涯独身>という生き方を思い描くようになっていました。
アラフォーになった今も独身ですが、この選択は自分とってそれなりに良かったと思っています。が、独身が幸福だと思えるか否かは思考によって左右されると思います。
40代独身の立場から「生涯独身」のメリット・デメリットをまとめてみました。
いま独身でいることが辛かったり、選択的非婚を検討している方の参考に。
はじめに
私が独身でいる理由。確固たる意志があって独身を選択した訳ではありませんが、さまざまな理由があり「結婚にそこまでメリットを感じられなかった」です。
全ての未婚女性が結婚したいと思ってるわけじゃない、また、独身だからといって寂しい人生を過ごしているわけじゃないことを伝えたいです。
結婚できない女の負け惜しみでは…
未婚=結婚できない女、という差別思考をなくしてほしい
女性の生涯独身は本当に不幸なのか?
そもそも独身女性は本当に不幸なのでしょうか?
以前、ニュースメディアで興味深い記事を読んだことがあります。海外の研究で人生の幸福度は結婚・子育てとは相関しないというデータが得られてるそうです。
男性は結婚することにより生活に「落ち着き」を得て、より仕事に打ち込み多くのお金を得ることができ、より長生きします。一方で結婚した女性は未婚の女性よりも早く死亡する傾向があるとのことで、最も健康で幸せなのは未婚で子どものいない女性である。
出典:GIGAZINE(https://gigazine.net/news/20190602-unmarried-childless-women-are-happiest/)
記事では以下の通り語られています。
・「結婚・子育て」は幸福度と強く相関しない
・「未婚・子なし女性」は「既婚・子あり女性」に比べて健康で長生き
日本では「結婚・子育てこそ女性の幸福」という概念や、「いい歳をして独身なのは人間性に欠陥があるから」と不名誉なレッテルが文化的に根付いています。
それにも関わらず、女性の就業率と比例するように未婚比率が増えている現状は、女性自身が本能的に健康で長く生きていける道を選んでいるからかもしれませんね。
未婚率上昇は既婚女性の負担の多さが原因か?
【選択的非婚とは】私が独身を選ぶ理由
ここからは独身のメリットを私見たっぷりに語りたいと思います。
人間関係の負担を回避したい
人付き合いは大切ですが、それが苦手な人間にとってはやはり苦痛です。
「義理家族」や「ママ友」で悩む既婚者は男女問わず一定数存在すると思いますが、元々のこの手の問題に弱い人間なのでネガティブな感情があります。
時間とお金を自由に使える
子育てが始まると全てが子ども優先になるので、時間もお金も犠牲にすることになります。
その犠牲以上に結婚・出産によって得られるメリットや幸福感のほうが大きいと感じる人が既婚者になれるのだと思いますが、私の場合は価値を見出せませんでした。
そもそも一人が好き
私は元来、面倒くさがり屋で身体も疲れやすく、休日は人と離れて一人で過ごす時間が至福です。
四六時中誰かと過ごす事が幸せだと思えませんでした。
子どもを産めとゆう社会的圧力が嫌い
年配の方を中心に、若い方でもこういう偏見ってまだあります。
わたしは10代の時の病気と手術が原因で妊娠しづらくなってしまい、その頃からそもそも結婚願望が薄いし、この偏見もめちゃくちゃ嫌いです。
この国の未来を信用してない
仮に子どもを産んだとして、将来貧乏になっていくこの国に自分の子どもは託したいと思いませんでした。
生涯独身におけるデメリットは?
レッテルとハラスメント
未だに「独身は性格が悪いから」とゆう社会的偏見はあります。
また、ソロハラスメントも実際にあると感じます。自分の勤め先でも「出張・残業・異動」等、独身が我慢する機会も多くマイノリティゆえの生き辛さは根強いです。
子供を持てない
先程は「子どもを持たないメリット」を語りましたが、こればっかりはどちらが良いとは言えないでしょうね。
子どもを持たないことにメリットは感じていますが、子どもが嫌いな訳ではないので純粋に子育てしている人たちを羨ましいとも感じています。
税制及び社会的優遇が無い
社会における優遇措置やサポートは皆無と言ってよいとおもいます。
手当や控除は基本子育て層に集中してますので、独身とゆうだけで税負担は大きくのしかかってきます。
実質「独身税を支払っている」と言ってよいです。
この負担を理解せず「産まない人は年金もらうな」とか言われるとイラっとします…
独身に向いて言える人ってどんな人?
以上の理由から私は生涯独身とゆう生き方にメリットも感じています。
でも「結婚したくない」人もいれば、「独身でいる事が辛い」人もいると思います。私が思う独身に向いている人はこんな人です。
私自身も一人旅は趣味で自分のためにお金と時間を使いたいタイプの人間です。
先程も語りましたが、「独身=負け組」という偏見は未だに根強いです。
周囲の目が気になったり誰かと自分と比較して苦しくなってしまう人は、頑張って婚活をしたほうがいいかもしれません。
まとめにかえて
日本では結婚至上主義が根強かったり同調圧力の風土もあり、独身であることが「他社からの偏見」や場合によっては「勤め先での評価」に繋がることは多々あります。
他人からどう思われているかが気になって病む人は間違いなく結婚をすべきと思います。
しかし、
・就業女性の未婚率上昇
・国内離婚率
の数字が示す通り、結婚することが必ずしも幸福な選択だと思いません。
安定した収入があり一人の生活に満足できる人は独身でも幸せになれる時代だと思います。
選択的非婚に迷う方や独身でいることが苦しい人に参考にしてもらえればうれしいです。
周囲の目は気にしなくて大丈夫、だと私は思うよ。